販売士(リテールマーケティング)試験が「ネット試験方式」に変わります!
日本販売士協会によるとリテールマーケティング(販売士)検定試験が2021年度から随時施行が可能なネット試験方式(CBT方式=Computer Based Testing、試験実施から採点、合否判定までをインターネットに接続されたパソコンを活用して行う試験)により実施されることとなっているそうです。
これまでは、指定された試験日(7月は2級・3級、2月は1級~3級)に試験会場に行き、紙ベースの試験を受験していましたが、今後は全国約150カ所に設置された「テストセンター」で受験できるようになります。
これまでの試験は、多くの受験生が流通業に従事されているとのことから平日に試験が行われていましたが、日程や会場の選択肢が多くなったことは受験生としては便利になったといえるでしょう。
以下は「商工会議検定」のホームページより一部を抜粋掲載させて頂いています。
詳細は「商工会議所検定」のホームページをご確認ください。
試験方法は、「テストセンター」となる会場のパソコンを使用して、インターネット経由で問題を解くネット試験方式です。
会場は下記のリンクをご確認ください。今後も追加される予定です。
リテールマーケティング(販売士)検定試験テストセンター一覧(146箇所)
初回の試験予約日、及び試験開始日は以下の通りです。
【1級・2級・3級 全級共通】
試験予約開始日:2021年7月14日(水) 午前11時から
試験開始日 :2021年7月28日(水) から随時
試験時間は、1級:90分(休憩なし)、2級:70分(休憩なし)3級:60分(休憩なし)と発表されていますが、これまでの試験よりかなり時間が短くなっていますね。
試験科目は、これまでと変わらず全級共通で、①小売業の類型、②マーチャンダイジング、③ストアオペレーション、④マーケティング、⑤販売・経営管理の5科目です。
合格基準はそれぞれ、下記のようになっています。
1級:各科目70点以上(2021年度から変更)
2級:5科目の平均点が70点以上で、かつ1科目ごとの得点が50点以上
3級:5科目の平均点が70点以上で、かつ1科目ごとの得点が50点以上
※1級「科目合格制度」について
不合格の場合でも、70点以上取得した科目については「科目合格」となり、その有効期限は科目合格した受験日の翌年度末までとします。
試験結果は即時に判定されるそうです。
今まで、問題用紙に回答を書き込んでおいて、自宅で自己採点を行っておられた方が多いと思いますが、これは不要になるのでしょうね。時代の流れでしょうか。
受験料は、1級:7,850円(税込)、2級:5,770円(税込)3級:4,200円(税込)に加え、別途、事務手数料として、受験者1名あたり550円(税込)がかかるそうです。
販売士試験を受験される方は「販売士ハンドブック」の学習が小売業に関する体系的な知識を学べるとして、最も適していると言われていますが、私もそう思います。
試験対策としては1級試験問題の70%、2級試験問題の80%、3級試験問題の90%以上が、このハンドブックから出題されますが、今後にリテールマーケティング(販売士)の知識を活かすことを考えると手元に置いて、必要に応じて学ぶことが必要です。
販売士ハンドブックの価格は、1級:8,250円(税込)、2級:6,710円(税込)3級:5,500円(税込)となっています。
ハンドブックに関するお問い合わせ・ご購入は、株式会社カリアックのホームページをご覧ください。
他のインターネットでも販売されていますが、内容が随時更新されているので、バージョンにはご注意ください。
商工会議所検定のホームページに「リテールマーケティング(販売士)検定試験の受験」に関するお知らせが掲載されていますので、ご興味のある方はリンクを進んで頂きご確認ください。
○リテールマーケティング(販売士)検定試験における「個人受験」について
https://www.kentei.ne.jp/34560