小規模事業者の販路開拓を支援してくれる補助金
対象が小規模事業者で、販路開拓(広告、HP作成、チラシ配布など)を支援してくれる補助金は「小規模事業者持続化補助金(以下、「持続化補助金」と呼ぶ)」といいます。
今年は持続化補助金の制度が変わり、ほぼ通年で募集されるようになりましたが、コロナ対策の販路開拓を行う「コロナ型(12月締め切りで終了)」という枠組みも出てきて、小規模事業者の皆様には大変使い勝手のよい補助金になりました。
しかし、特に「コロナ型」については、多くの事業者様や支援者様ともに、採択率が上がると予想しておりましたが、予想に反して採択率はそれほど良くはありませんでした。
予算のことはわかりませんが、たくさんの申請書支援をさせていただいた立場から見ると、補助事業計画に必要な内容が記載されていないケースが散見され、当然の結果ではないかとも思います。
半数以上の事業者様において、補助事業で購入しようと考えておられる経費について全く触れずにご自身の状況を説明するにとどまっています。
補助金は国民の税金から賄われるお金です。
必要となる事情があり、目的を達成するために必要と判断ができ、費用対効果が十分認められる補助事業計画にしか補助金は下りないでしょう。
「何を買うのか」「どのような目的で買うのか」「どのように活用するのか」「その結果どのような効果があるのか」
公募要領をよく読んで頂き、補助事業計画書には求められている項目を網羅した内容を記載していただきたいと思います。
「コロナ型」は12月で終わってしまいましたが、第4回の一般型の締め切りは2021年2月5日(金)です。
申請をご検討されている事業者の皆さまは、年末年始の間に計画を練って、年明けには商工会議所や商工会などの公的な支援機関へご相談をされてください。
締め切りまでひと月を切ると、申請できないこともありますので、早めのご相談をお願いいたします。
商工会議所エリアの事業者様は「日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金」のページをご確認ください。
商工会エリアの事業者様は「全国商工会連合会 小規模事業者持続化補助金」のページをご確認ください。