コロナな時にこそ、できる事をしよう(対策事例)
志村けんさんの訃報は大変驚きました。
特にファンという訳ではありませんが、正直なところ「コロナウィルス」を身近に感じたのは事実です。
そして「コロナウィルス」は少々の事では治まらないとも感じました。
しかし、聞いたり見たりしているだけでも、飲食店や小売店、観光業、宿泊業においては「開店休業状態」が続いています。
とにかく、早く終息してほしいと願っています。
いろんな対策事例
ごく身近なところで、いろんな対策を目にするようになってきましたので、簡単ではありますが、ご紹介させていただきます。
1、感染防止対策の事例
①宿泊キャンセルが続くリゾート地のホテルは、コロナ退避のビジネスマンに安価で客室を長期提供
②「DiDi Taxi」は乗務員に10万枚のマスク配布の上、窓を開けてタクシー車内の換気を行う、接触を極力避けるためアプリ決済(クレジットやPaypayなど)を推奨
③コストコは、下記の対策をしています。
・ショッピングカート、商品陳列棚、レジまわりを消毒液による拭き上げ。
・従業員は、マスクと衛生手袋の着用を徹底。
・2メートル程度のソーシャルディスタンシング(社会的距離)の推奨。
・更に下記の特別営業時間を設定。
4月7日(火)から65歳以上、またはお身体が不自由なお客様 (マスク着用必須)優先する特別な営業時間を設定。(朝8:00から9:45まで、4月末までの毎週火曜日(4/7、4/14、4/21、4/28))
新たに「整列方法」「同伴者ポリシー」「試食・実演販売」について変更しています。
・「整列方法」は店舗によって異なるようですので、従業員の方の指示に従ってください。
・「同伴者ポリシー」は今まで会員1人に同伴者2名が可能でしたが、ご家族1名ならびに18歳未満のお子様限定に変更。
・「試食・実演販売」は当面の間一時休止。
④YanaseBMWの広告によると、下記の対策をしているようです。
・全スタッフの体調管理、体調不良者や発熱者の出勤停止。
・感染予防措置としてスタッフがマスク着用する場合があります。
・感染予防措置として適切な距離を保った応接をさせて頂きます。
・車両のシートやステアリング等、お客様やスタッフが触れる場所の都度消毒。
・1日最低一回以上のショールーム内換気。
・飲食物提供の一時的中止。
事例を見てみると、集団感染のリスクを高める3条件、「密閉」、「密集」、「密接」を少しでも回避できる方法を考えておられるようです。
少しの事ではありますが、利用する側としては安心材料ではありますね。
店舗に行ってみないとわからないのではなく、事前にお客さまに伝える事ができれば理想的です。
2、来店客減少の対策
①日にち限定で、ランチ提供のカレーを無料配布(容器は持参)
②吉野家さんはテイクアウトの「牛丼、牛皿全品」が15%オフ
③通常の飲食店が「テイクアウト商品」を新たに作り、顧客に配達。
飲食店などは「密接」を避けるために席数を減らしたり、貸切にしてしまったり、テイクアウトを充実させたりとお客さまが安心できる方法を提案して減少幅を少しでも減らす努力をされている店舗が増えてきました。
3、ターゲット顧客を離さない
私の行っていたスポーツジムも営業を中止しています。
しかし、直接顧客に連絡はなく、店舗のドアに張り紙をして告知に変えられていました。
営業していると思って(いまどきは自粛されているとは思いますが)訪問されたお客さまがいらしたとしたら残念ですね。
事前に告知してほしいものです。
また、このケースで考えてみると、スポーツジムをご利用されているお客さまは「日常から体を動かす事が大変好きな方(←ターゲット顧客)」ばかりです。
だとしたら、ジムが休みでもオンラインで「自宅でできるエクセサイズ」や「静かにできる運動法」「ストレッチの方法」などを発信すると、休みでも顧客の「体を動かしたい」という要求にこたえられるのではないでしょうか。
会員様だけに発信するなら、今までのスタジオプログラムのスケジュール通りにリアルタイムで動画配信、個別相談を受けるサポート窓口を設けるなど、顧客接点をなくさない方法が必要です。
不特定多数に情報発信するなら、新たに囲い込みができるように、当ジムの特徴となる情報発信を行い、再開時に同じチャネルでも告知をする方法もあります。
このピンチは今までの業態を変化させてしまうかもしれません。
これまでお店に来ていただいていたお客さま(ここでは「ターゲット顧客」とします)に、当店としてできる新たなサービスを考えてみましょう。
大変苦しい状況ではありますが、この危機を乗り越えて行きましょう!