今年(2020年)も「ものづくり補助金」が予定されている?
1、「ものづくり補助金」の概要が公表
今年も「ものづくり補助金」の噂はありましたが、予定されているようです。
中小企業庁のホームページには「補助上限 1,000万円、 補助率 1/2 (原則)で 新製品・サービス開発や生産プロセス改善等のための設備投資を支援します。」として概要が提示されています。
※:業種によって定義が異なりますが、製造業の場合は、資本金3億円以下又は従業員300人以下の企業を指します。 また、革新性や事業性等の審査がございます。年によって異なりますが、例年は2~3倍程度の採択倍率です。
また、例年と同じく施策の方向性に合わせる為に、要件が提示されています。
ホームページには「誰でも使える。生産性向上を目指すなら。 以下の要件を満たす事業計画(3~5年)を策定・実施する 中小企業※なら、どなたでもご応募いただけます。 」とあり、以下の3項目が提示されています。
要件①:付加価値額 +3 %以上/年
要件②:給与支給総額 +1.5 %以上/年
要件③:事業場内最低賃金 地域別最低賃金+30 円
ここからは私の推測ですが、更に加点要件として何らかの目標が合わせて設定され、その要件を満たさない場合は採択が非常に難しくなる事もあるかと思います。
詳しくは、中小企業庁のホームページをご確認頂き、ご準備をお願いいたします。但し、記載されている内容以上の事は現時点では不明ですので、あれやこれや考える(想像)より、今回の補助金でどのような事業を行うのか、現在の状況を踏まえてご準備される事をお勧めします。
中小企業庁の「中小企業対策関連予算」のホームページはこちら
(ものづくり補助金)の項目をクリックすると概要のPDFが表示されます。
2、「ものづくり補助金」を申請する前の準備(必須!!)
昨年からは「電子申請」と言って、申請書を印刷せずにPDFなどでアップロードする方式が年度途中から採用されました。
これまで紙ファイルに申請書や関係書類を綴じたものを6部作っておりましたが、この作業がなくなった事で大変な時間の節約になりました。
あの印刷して紙ファイルに綴じる作業は、半日から場合によっては1日程度もかかっていましたので、本当に助かります。
さて、今年からは「補助金関係の申請」を行う「jGrants(ジェイグランツ)」というサイトが開設されていて、既にいくつかの地域では補助金情報が掲示されています。
なので、今年の「ものづくり補助金」は、この「jGrants(ジェイグランツ)」を窓口として補助金の申請を行うこととなると言われています。
どういったものかとトップページに表示されている「ネットで簡単!補助金申請」の下にある「申請の流れを見る」をクリックすると、下記の表示が出てきました。
しかし、よーく見ると「GビズIDのgBizIDプライムが申請には必要です」と記載があります。
はて、 「GビズIDのgBizIDプライム 」とは何でしょうか?
3、「 GビズIDのgBizIDプライム 」とは何か
まず、「jGrants(ジェイグランツ)」のホームページにも、 「GビズIDのgBizIDプライム 」が必要と記載があります。
右下の「GビズIDウェブサイトを見る」をクリックします。
すると下記のホームページ画面が表示されますので、「gBizIDプライム作成」をクリックします。
あとは、指示に従って登録をしていってください。
尚、注意書きとして下記の記載がありました。(gBizIDのHPより引用)
【事前に】( )内は個人事業主
印鑑証明書( 印鑑登録証明書 )、代表者印(個人の実印)
gBizIDプライムの作成は次のものが必要で す。
①スマートフォンもしくは携帯電話 ワンタイムパスワードをSMSで受信します。
②印鑑(登録)証明書と登録印 申請書に押印の後、印鑑(登録)証明 書と共に運用センタ-に送付します。 注意:発行日より3ヶ月以内の原本
印鑑証明も必要な事や、少し時間がかかるという表記があるので、「ものづくり補助金」を申請しようとされている方は、早目のご準備をお願いいたします。