大学の後期授業が終わりました。
後期だけ担当している大学の授業が本日で最終日を迎えました。
後期期間中の15日を毎週担当していましたが、今回は最初の2回はコロナ対策で対面授業ではなく、遠隔授業と言って課題だけを大学のシステムで提示するもので、3回目から対面授業になりました。
遠隔授業では、課題を掲示して学生からは課題の提出がありますが、文章だけを読んでもなかなか理解できず、身に付きにくいと思っていましたので、対面授業になることを望んでいました。
対面授業になってからは思っている以上に反応があり、面白くなければ教室はざわざわして、面白いとシーンと静かになります。
できるだけ楽しめる授業にしようと考えて授業を行いましたが、それでも反省点がありますので、来年度の授業で反映したいと思います。
印象的なシーンがありましたのでご紹介いたします。
私がコーチングで行っているやり方で「なりたい自分をありありと想像する」方法があります。
対象は学生なので、実現したいこと、なりたい将来像、成功している自分などを決めてもらいます。
そして、目標を達成している将来の自分の姿をありありと想像します。ここに15分ほど使います。
それまでざわざわしていた約200人の学生が「しーーーーん」となりました。
スポーツに熱心な大学なので、大谷翔平さんがホームランを打った時のように自分がホームランを打つ姿や、小中学生の野球少年たちに指導をしている姿、プロ野球で活躍している姿、大きなホールで自信満々にプレゼンしてる姿、頑張ってきた資格試験に合格した姿など事例を挙げて、自分が達成している姿を想像してもらいました。
みんな自分の将来像を描くということに、とても興味があるのでしょうね。
その後、どう達成するのか説明を行いました。
達成している時期はいつなのか、達成時期を設定します。
達成時期から逆算して、達成までの期間を明確にします。
次に、達成までの期間にするべきことを年間→月→週と細分化して詳細な実施計画を作成します。
週単位より細かくすると、細かすぎて計画も大変ですし、実施する項目も大変ですので、毎日は「習慣化」する項目を設定します。
非常に簡単ではありますが、将来の目標を達成するために実施した一例のご紹介です。